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キングダム2 8話 亡者を払いし月の女 [アニメ・小説]

アニメ「キングダム2」8話の感想です。


シカに導かれて関所を目指すエイセイを脱走させる一行。

エイセイは完全に心が壊れている上に

今まで受けた恨みの深さでいもしない亡者に悩まされるエイセイ。



そんな不安を抱えたエイセイを表に出したまま

関を越えるられるわけもないので

空いた米俵にエイセイを入れて誤魔化すことにしました。



一つ目の関所では積荷に不審なものがあれば

即座に捕縛されてしまうような厳しいところです。



事情を知らない秦国の人間は緊張していますが

シカの挨拶一つで通過することができました。

恐るべし凄腕闇商人のチカラ。
安定しない政権下ではこういう仕事もまかり通りますが
こういう場面ではよかったような気もしますが
そもそもそんな政権でなければこんなことには
ならなかったのかもしれないと思えば悪かったのか(汗



二つ目の関所では関所の長がシカと面識があり

どうやら度々シカに言い寄っているようです。

まぁ姐さんは随分と別嬪さんですので
その気持ちは非常に理解できますねぇ。



関所長が必死にシカを引きとめようとするため

少々困ったことになったというところで

関所の兵士が米俵に向かって矢を放ちました。

何かと思えば昨日手に入れたばかりの弓の具合を
試したかったようですね。

腐った軍律下では兵士も勝手気ままに振舞っているようで
長が懇意にしている人物の荷物であっても
お構いなしということなのでしょうか。

万が一そこそこ偉い立場の人がお忍で移動していたら
その場で殺されるような行為だってことを
まるで理解してないようですね(汗



その矢はエイセイの隠れている米俵に刺さっていて

そこから血がにじみ出てきています。

怒りに震えるシカの顔を見たのか嫌われることを恐れて
行っていいいとあっさり許可をだす関所長。


ある意味暴虐な兵士のおかげで早く移動できたのですが

少し移動した先で米俵を開けてみると

エイセイの腕には矢が刺さっていて身動きが取れない様子。

「出られないから矢を抜いてくれ」

と矢が腕に刺さっているのに泣きもせず冷静なままで

苦しそうな表情も見せない異常性に恐怖するシカ。

矢が刺さった時も抜くときも声も発さず苦しみもしない
そんな子供がいるわけがない。
この子は異常だと理解したシタでしたが
なぜそんな異常な状態なのかがわかりません。



三つ目、四つ目と順調に関を抜けるシカの一行。

なんとか無事に最後である五つ目の関所にやってきました。

軽くごたついたもののどうにか最後の関を抜けたところで

関所を封鎖する狼煙が上がりました。

間一髪で抜けられたことを喜んでいる秦国人ですが

闇商人は冷静に状況を談じました。

エイセイが連れ出されたことがバレたというのなら
相手は騎馬で追っ手をかけるはずであり
馬車で移動している自分たちは圧倒的に部が悪く
呑気に喜んでいられる状態ではないこと。



秦国の迎えの軍が来ているところまで行けばもう安全だ

自分たちだけではこう上手くは行かなかった救われた。

と謝意を述べるドウケンの言葉を聞いたシカは

”自分は本当にエイセイを救えたのだろうか”

と不安を覚えました。

何しろ心が壊れたままで異常性を抱えている少年が
敵国から自国に移動するだけなのですから
殺される心配が多少減ったとしても
「救った」とは言えないのかもしれません。


なんとか少しでもエイセイの心を取り戻そうと

明るい話題を提供しているシカですが

そんな話を聞いている最中にエイセイだけにみえる

心の中にいる自分の姿をした亡者が話しかけてきます。

「誰が王になるって?

 お前みたいなヤツが王になってはならない

 さっさと馬車を降りろ!」

そんな亡者の言葉に自分の置かれた状況を省みたのか

馬車から逃げるように飛び降りると近くの川に逃げ込みました。



そこで鋭くなるように折った木の枝をシカに向けて

自分は秦国に帰れない理由があるんだというエイセイ。

持っているその枝を矢が刺さった自分の腕に突き刺していいます。

「痛みがないんだ!」


痛みだけではなく味覚も嗅覚も温感もない

何も感じないというエイセイは王に相応しくないと。


誰からも助けられずひとりで激しい虐待に耐え続けた結果

こうなったのだと悟ったシカは涙を流しながら

エイセイは王になれる自分が王にさせると言いました。



一方関所ではエイセイを追いかける騎馬隊が

シカが通ったかどうかを詰問し通ったことを聞くと

すぐに次の関所へと向かっていました。

この段階でエイセイを逃がしたのが「シカ」である
ということがどこでわかったんでしょうかね。

エイセイが暴れているところを
シカがかばっているシーンがありましたので
そこから推測したということでしょうか。




エイセイはシカの態度に心を開きかけたところで

亡者がエイセイに話しかけています。

「この女も地の底に連れて行くぞ」

それを聞いたエイセイはシカを守るために

自分から離れるように言いました。



しかしシカはそれを毅然とはねつけました。

「あなたの前には私しかいない全部まやかしだ!」

その強い言葉と態度に亡者はチカラを失って消え去りました。

シカに抱きしめられたエイセイは
始めて抱きしめられたその温もりに感動しつつ
おそらくは本当の意味での母の愛を感じたのかもしれません。

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