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キングダム2 6話 猛毒を持つ太后 [アニメ・小説]

アニメ「キングダム2」6話の感想です。


エイセイとその家臣たちは

肆氏に接触してきた後宮の意図を測りかねているようです。


後宮が大きな勢力となっているなら

助力を請えばいいと言う壁の言葉をあっさり否定する昌文君。

エイセイもまたその言葉を否定して

エイセイと太后とはそう簡単な関係ではないといいます。


王宮というのは一般家庭とは全くかけ離れた世界であり、
親子が健全に親子であるという場所ではないことは
よく聞く話ですよね。

日本でも戦国武将たちが親兄弟で殺し合った
なんて話も少なくありません。

エイセイも大王の座につくまでに弟の内乱があったこともあり
太后の立場もそれに応じて大きく揺れていたはずです。

でも血を重んじる選民意識の強い弟の内乱で
エイセイが弑逆されてしまった場合
太后もその瞬間に処刑されることが決定しますので
もっと積極的に助力があっても良さそうに思えるんですけどね。

太后には有能な部下がいなかったのか、
太后自身が不明なのかはわかりませんが
政治的な介入ができる能力には乏しいように思えますね。



昔から女性が政に参加するとロクなことがない

という風に考えられてきています。

そういう風潮の中で権力を手に入れた浅慮な女性が
むやみに権力を乱用し結果悪政となった事例は数多くあるので
その解釈が固定されてしまったのでしょうね。

女性には女性の感性がありそれを理解した上で
適任の仕事を見いだせればそういう風潮が
生まれることはなかったのかもしれません。

まぁここら辺に関しては、
間違いなく男のブライドが大きく関わっているでしょうね。



結局どれだけ考えあぐねても太后の意思を推測することができず

書簡の封を解くように指示をだすエイセイ。

ん~始めっから開ければいいものを
何故開けずに論議する必要があったのか(笑



呂不韋もその太后の動きを察知したようですね。

泳がせて引き続き動向を探るように指示を出しています。

現在では最高権力者である呂不韋を無視した形で
太后が大王と連絡を取ったとなると
それだけで呂不韋への抵抗行動である
とみなされる可能性もあると思うのです。

一歩間違えば、事故と称して暗殺されるということも
十分に考えられる立場にいるんじゃないでしょうか。

そう考えると太后の行動は非常に危ういものだったのですが。
そこまでして伝えたかったものはなんなのかが気になりますね。




太后からの書簡の封を開け中を確認してみると

なにも書かれていない「白紙」の書簡でした。

ここでみんなは太閤が自分の立場を

「中立」だと宣言したのではないかと推測しましたが

エイセイだけは別の意味があるかもしれないと

更に深読みをしようとしているようです。

太后自身も「自分でもわからない」とか言ってましたが

太后には明確な目的があるものの

スパイを騙すための嘘じゃないかという気がしますね。

正直私は「あぶり出し?」とか思っちゃいましたよ(笑
「中立」を宣言するためだけに
わざわざ玉璽の複製を使用するのはあまりに不自然ですし
大王側にだけ「中立」を宣言するのも意味がありません。

間違いなく何かしらのメッセージを込めていると思います。
例えばエイセイのことを指して
「空白」⇒「中身がない」⇒「空っぽの存在」
というような感じで
役職だけは最高権力者ですが傀儡政権に見える現状を
遠まわしに皮肉っているとか。

いままで政に関わってきていないのですから
急に政治関係の話で絡んできたとは思いにくいんですよね。
始めはエイセイと自分の位置関係をはっきりさせておいて
太后である自分こそが最高権力者である
と宣言するのが最終目的とかなんじゃないのかなぁと(汗



後宮を運営している3大家がかなり大きなチカラを持っており

この勢力を味方につければ呂不韋にさえ十分対抗しえると

肆氏が提案するのですが昌文君がそれに反対しました。

いくら3大家がすごくても最高の位置にいるのは太后であり

太后は「猛毒」といえる存在なので

取り込んだことが自壊への第一歩となるのではないか

そんな可能性を危惧しているようですね。



みんなの話を耳に入れながらも思案していたエイセイは

自室に戻って書簡を読んでいるのですが

心は太后をどうすべきかを考えているようです。


頻繁に寝所でエイセイ見ていた向は

いつもと僅かに様子が違うエイセイを見て指摘しました。

書簡を手に持っているだけで

中身を読んでいない自分に気づかされて読むのをやめました。

とうとうお勤めが来たかと不安と期待に心を乱した向は

話をしようと言ってきたエイセイにがっくり来てますね(笑

母親のことについて尋ねられた向は

自分が貧乏商家の出であること、母が店をきりもりしていること

いつも母から小言を言われて辟易していたが

それもいまでは嬉しく思えるようになったことなどを説明します。


太后の話を切り出した向に太后の健康状態を尋ねるエイセイ。

その質問から太后と会っていないことを知り

どうして会わないのかと尋ねると

自分たちは通常の太后と王の関係ではないのだと言うエイセイ。


その話が切欠となったのか、翌日太后に会いにいくエイセイ。

その姿をみた肆氏が昌文君に確認をとってみると

昌文君もその事実を知らなかったようです。


一緒にいた壁が何故太后はエイセイを助けないのかと尋ねると

人質だった当時に受けた迫害や虐待が太后の心を壊してしまい

もう普通の精神状態ではないのだろうと言います。

その虐待などによって受けた苦痛が
エイセイへの認識を代えさせてしまって
「愛する自分の子供」という解釈から「鬱陶しい邪魔なガキ」
という風にすり替わってしまったのかもしれませんね。


壊れた太后は一度エイセイを殺そうとしたこともあるようです。

それでも殺されなかったのは、誰かに助けられたのか

それともどうしても自分の子供を殺すことができなかったのか

細かい事情はわかりませんでした。


その後、エイセイも精神的に苦しい

闇の中を漂うことになったようですが

そこからすくい上げてくれた女性がいたんだそうです。

その人はいまどこにいるのか、

どうなっているのかはわかりません。


エイセイが直接太后に会いに行った理由は

玉璽の複製の引き渡しと白紙書簡を送った理由の確認のようです。

乾いた会話をする母子。

玉璽の複製を要求するエイセイに帰りに渡すと口約しました。

そして白紙書簡はエイセイに会いたくなったからだと嘯く太后。

どう考えてもそれはないでしょうね(汗


何か願いがあるのではないかという太后に

一度は”ない”と言ったエイセイでしたが、

実際は膠着状態の現状を打破するため

本当は味方側について欲しいという気持ちもあるので

昌文君の諌言を忘れたわけではないのでしょうが

頭を下げて頼んでみるということになりました。

その頼みを聞いていた太后の表情から察するに
白紙の書簡は大王に頭を下げさせることと
自分という存在が大きな価値を持っていることの
確認だったのではないかと考えられますよね。


後日エイセイの頼みへの返答をすると言って

会話は終了しました。

その日の夜に寝所で向から尋ねられた恩人

「ヒカ」という人物を名前を聞くと

悔しそうな苦しそうな表情をしたエイセイ。

この「ヒカ」がエイセイを闇から救った人物だと思うのですが
その名前を聞いてエイセイが眉を顰めた理由がなんなのか
非常に気になるところですね。

・ヒカがエイセイを守るために亡くなった。

・恩人ではあるがその後、騙されていたことを知った。

・ヒカが行方不明になり、その原因に太后の影が見えた。

なんとなくありそうだと思う感じの理由を
書いてみたのですがどうでしょうか。

当時は権力や財力などなかったでしょうから
それを狙ってきた人物だとは思えませんし、
やっぱり死んだか行方不明となっていて
太后が絡んでいる可能性を想起しているというのが
私の中では一番ありそうだと思っています。

次回はそのことについて触れられるかもしれませんね。

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