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銀の匙 10話 豚丼は立派な豚丼になりました [アニメ・小説]

銀の匙10話の感想です。

もう夏が終わろうとしている最中、
八軒くんはとうとう豚丼について
一大決心をしたようです。


吉野ちゃんが八軒くんの考え方に感化されて
家畜を育てて殺すことを
一から見つめ直しているようです。
確かにそこで躓いていたのでは
いつまでも農家の人間にはなれないのでしょうが、
ただそれを受け入れているというのも
惰性で生まれた思考に過ぎないのでしょうね。

それを見つめ直すということは
若い農家の担い手にとっては
とても大事なことなのかもしれません。

吉野ちゃんが発言したことで、
遠くから僅かに会話が聞こえていた常磐くんに
誤解を与えるような発言がありました。

八軒くんが可愛がるので、人懐っこくなった豚を見て
「豚が食べられなくなったら責任とってよね」

このセリフの「責任とってよね」だけが
常磐くんの脳内でリピートされています。
それを誤解した常磐くんは学校内で
その話を広めてしまい、八軒吉野が結ばれたという
話に発展してしまいました。
先生に呼び出された2人はその誤解を解き
常磐くんは強制労働期間が延長されたようです(馬鹿


そんな馬鹿なやり取りをしている間に
とうとう豚たちの出荷の日が翌日に迫りました。
そこで夏休みで貯めたバイト代を使って
精肉された豚丼を全て買うことを決意する八軒くん。
これが賢いお金の使い方なのかは難しいですが、
その気持ちを割り切るためにも、
そして育てた豚の命の責任を負うためにも
必要なことなのかもしれませんね(涙

完全に割り切ることはできないのでしょうが
生き物というのは、生きるために他の生き物を
殺さなくてはいけないのです。

そう考えるとやはり進化論というのは
やはり正しいのかな、って考えてしまいますね。
生きるために他の生き物を捕食する。
それを競えば強い(賢い)ものだけが生き残る。
そうやって進化してきたんでしょうね。

屠畜場の映像を見るという授業もあるようです。
生き物を殺す映像なわけですから、
精神的にくるものがありそうですが
ただ日々精肉された生き物を肉を食べているだけの消費者は
理解できる年齢になった上で、
一度こういう映像を見ることで
自分たちは生きていけるんだ、
ということを認識すべきなのかもしれませんね。

生き物を殺すのは残酷だ、という理由で
菜食主義者になる人もいるようですが、
植物だって生きているんですから、
それを食べるということは植物を殺しているわけですよ。
それを認識しないとダメなんでしょうね。
(果物などの実を食べている分には
 植物を殺していることにはならないかもしれませんが)

そうやって他の生物を殺していることを
完全に理解した人間がどんどん増えていくと
世界の有り様も変わってくるのかもしれません。


獣医を目指している相川くんは命を奪う行為には
拒否反応を示してしまっていますが、
それを克服しようと努力しているようです。

八軒くんの元に51kgの豚丼の肉が届きました。
そこで常磐くんが「女子一人分」だというと
女子たちが常磐くんを連行していきました。
サラバ常磐くんよ、永遠なれ(馬鹿

50kgの肉を無駄にしないためにタマコ兄に教えを乞うて
手を切りまくりながら早急にベーコンにしていく八軒くん。

傷だらけになった手を見た御影ちゃんが「かっこいい手だ」と言って
匂いの少ない湿布薬をくれたことに
”愛を感じる”と思っていた八軒くんでしたが、
馬が市販の湿布の匂いを嫌うからという理由でした(涙

ベーコンにしなかった残りの部位を
焼いて豚丼にする八軒くんたち。
こういうのは人間の傲慢なんでしょうけど
せめてもの償いとして命を偲ぶ。

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