銀の匙 4話 石窯でピザを作ろう

銀の匙４話の感想です。

エゾノー高校のテストの結果が出ました。
全てのテストで好成績を収めている八軒くんですが
全教科で別の人が専攻で１００点を取っているのに
八軒くんは９８点とか９９点で
全教科それぞれ２位の八軒くんは
学年総合１位をとったのですが
釈然としないものを感じているようです（笑

そして下半身筋肉痛に襲われる乗馬部の一年生達。
乗馬部の通過儀礼らしいのですが
対策などあるわけもありません。

「どーすればいーのでしょーか」

「耐えて」

御影ちゃんの冷静且つドライな言葉に
涙が止まらない八軒くんでした（笑


エゾノーは基本的に様々な分野の農業の
学科があるため完全自給自足ができるそうです。
すごいですね。
ある意味小さな国家として
成立しているわけですね。

そしてエゾノーでは校内のゴミ拾いが
実施されることになりました。
シャレにならないほど広大な敷地内には
近隣住民や企業などの産廃と思われるような
ゴミがあちこちに不法投棄されているようです。

やっぱゴミを捨てる不届きものは
たくさんいるんですよねぇ。
そんな中で石窯を見つけた八軒くん。
っていうか石窯とかどうやって捨てたんですかね（汗
犯人探しをすると捨てた人が「ギクっ」っと
していたようなしていたような。


八軒くんが石窯でピザが作れるという話をすると
恐ろしい勢いで食いつくクラスメイト達。
「ピザの宅配格差」があるようで
都会ではピザを頼むと３０分で宅配してくれることが
信じられないことのように語られています。
まぁ北海道で３０分で届けるのは大変でしょうね。

唯一ピザの味を知っている八軒くんに
ピザの制作を押し付けるクラスメイトですが
後ろで”ピザ食べたいねぇ”と話している
御影ちゃんの言葉に超反応して
結局請け負ってしまう八軒くん。
ラブ一直線で正直者ですね（笑

一時的には材料費の問題で諦めかけていたものの
エゾノーで収穫できるものや捨てるものなどを
かき集めることで作ることができそうだと
わかると一気にやる気が上昇している八軒くん。
本当にいい奴ですなぁ。

欲にまみれた中島先生が
こっそり作っているチーズを
嗅ぎつけた吉野ちゃんが
中島先生の涙を完全に無視して
チーズの秘密をばらされたくなければ
最高のチーズをよこせ、と揺すってますね（怖
そのあともピザの製造料が圧倒的に増加したので
何個も持って行かれているようでした（涙
怒りに打ち震えながらも、
バラされるわけにはいかないので
欲の権化中島先生は涙を流しながら
”怒るだけ”の対応です（笑


八軒くんは勉強、部活でいつもヘトヘトなのに
ピザ作りの研究、石窯の修理、材料の調達などなど
何から何までまで請け負ってしまって
「お人好し」というレッテルを貼られてしまいますが、
御影ちゃんから「いい人」という称号をもらいます。
まぁ目当ての女の子からの評価が
「いい人」っていうのは基本的にダメぽいケースが
多いような気もしますが（汗
それでもこの事実を知れば報われそうですね。
八軒くんこの言葉を聞けなかったのは残念です。



参加人数が大幅に増えてピザ会にまで発展した当日
いつの間にやら先生達が集結していて
更に全く関係ない運動部の連中までが
ピザの噂を聞きつけてやってきたようです（汗
そんなに材料を用意してなかったら
どーするつもりだったんでしょうね…

しかしそんな問題に直面することもなく
高品質の材料で作ったピザを試食する八軒くんは
感想など言わずただ笑うだけだった。
その反応をみて食べてみるみんなも
やはり笑ってしまいました。
「笑いがとまらない旨さ」ということですね。
いやぁ苦労の甲斐があったようです。

そしていい顔して笑っていますね。
エゾノーの校長先生の配慮でエゾノーまでやってきた
八軒くんの中学校の担任の先生が
ここを推薦してよかったと言ってましたね。
「何かにならなければなない
　という思いだけが強くて
　何かになりたい
　という気持ちが持ててなかった」
そんなことを言ってましたが
現代の学生の中にはそういう感じで
流れで何かにならなければという
半ば強迫観念ともいえるような圧迫感の中で
必死になって勉強しているのかもしれません。
そういう子には安らぎの時間が必要なんでしょうね。

自然との共生にはその人を成長させる
大事なものがたくさん詰まっているようです。

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